かっこよくてすみません 250TRチョッパー
今回はとてもかっこよく出来上がった250TRチョッパーについて
能書きをたれます
製作段階はこんな感じ
いたって普通のチョッパーに見えますが
フレークス流のいじり方がいっぱいです
本来あまり種明かしはしたくないところですが
細かいところまで考えて作っていることを解って貰う為に説明いたします
TRの場合バランスよく仕上げるコツが多々あります
まずはフレーム
後ろに行くにつれてしぼむ三角形を上手に作るのが大事で
シートレールを曲げすぎないのがこれからの流行です
曲げる部分はなるべく後方で曲げ、メインチューブのラインに沿って製作します
次は車高
極度のショートタイプのサスですと乗り心地が最悪ですのであまりお勧めは出来ませんので
11インチを使用しますが、これではあまり車高が下がりません
そこでサスのマウントをフレームとスイングアーム両方を移動します
尚且つ車体のバランスをとる為、3~4cmスイングアームを延長します
実はスイングアームを伸ばすだけでは車体のバランスは崩れてしまうのです
特に車体の左の下の部分、タイヤとフレームの間がやたらと開いてしまって
間抜けに見えてしまうからです
チョッパーは通常ですが、車体より下の部分の空間を無くすようにすれば
より車高が下がって見えかっこよくなります
試しに自分のバイクの写真の下の空間の部分をマジックなどで黒く塗りつぶしてみてください
以外にかっこよく見えるものです
リジットフレームがかっこよく見えるのもこれと同じことです
マフラーも同じようにフレームより少し下げた位置に持ってくると車高が低く見え
スイングアーム下の空間も見えなく出来ますので、
車高の高いバイクにはとても有効な手段です
このTRの場合、フェンダーがスイングアームの下まであります
これも隙間を無くしさらに車高を低く見せる大事な手法です
このXSも同じことがして有ります
シートは車体のイメージに合わせてナローなタイプを製作しました
ステッチはフレークスのオリジナル、えんがちょステッチ
テールランプは大型のタイプに、小さい物がかっこいいと言う世間の常識は捨てましょう
なるべくフレーム近くにまとめるのが基本です
飛び出ていたら大きさが際立ちますので、コンパクトに見える位置を選べば
小さい物よりかっこよく見えます
ハンドル周りはシンプルが基本ですが、やりすぎて操作性がなくなるのは?です
でかいスイッチボックスを持ってくるのも有りだと思います
このTRはドックボーンライザーをワンオフで製作しました
しかも配線が中を通る仕組みです
ハンドルもナローで、ブレーキマスターを逃がす為
クランク式ハンドルにして有ります
レバーもワンオフでナロータイプです
マスターはグリメカの11mm
ここまでやったらミラーもこだわりたいですね
メインスイッチは純正を移動しリングを製作してプラスチックの安っぽさを無くします
レギュレターは丸く角を落としてフィンの塗装を削りました
メーターはフォークブラケット横に移動
この部品は年内にメーターとショートワイヤー共に発売予定です
お得意のペイントはキャンディーとフレークの組み合わせで
お客様の好みを聞いてやらせていただき
デザインの打ち合わせも無く すべて信頼していただきました
能書き垂れましたがいかがでしょう?
まだまだ沢山ありますが、面倒なのでもうやめます
カスタムバーニングの12月号にエストレアと一緒に載せていただきましたので
皆さん 是非買ってください
ちなみに、このTRの製作を担当したのは、退職してしまう浅井君でした
残念だなぁ~~
2011.10.23 | Comments(2) | Trackback(0) | 250TR
